DISC REVIEW
Japanese
2014年12月号掲載
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Synchronized door
現代蘇生論
"あの時こうしていたら"、"この1言を伝えていれば"、"もし、あの瞬間にもう1度戻れるのならば"。そんな"たら、れば、もし"の呪いは必ず誰しもが胸の中でふつふつと抱えているだろう。毒薬のようなその感情を、メンバーの脱退に伴い活動を休止していたSynchronized doorが2ndミニ・アルバムとなる今作で、爽やかなサウンドを持って表現している。ギラギラした野心を感じさせる乾いたギターに乗る、透明感のあるurio(Vo)の澄み切った歌声がとても印象的だ。Synchronized doorの新たな門出に相応しい、開放感溢れる作品。そして、日々葛藤に苛まれ、"たら、れば、もし"の呪いがいつまでも胸の中で色濃く残るあなたにも相応しい作品だ。
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